オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Spring 1日目報告
以下では、敬称は省略させていただきます。
The Future of the Web - Mozilla Labs Christpher Beard
- Innovation and the Open Web
- Mozillaについて
- Mozillaは今年で10年目。
- 従業員ひとりにつき10人のボランティアがいる。
- モバイル版Firefoxが予定されている。
- Firefoxのユーザの国別の割合
- アメリカ 29%
- ドイツ 13%
- :
- 日本 2%
- その他 29%
- 以前はアメリカが50%だったが、次第に減少している。
- Thunderbirdは500万人のユーザがいる。
- Mozilla Messaging
- mozilla labs
- http://labs.mozilla.com
- 大学やコミュニティとやりとりしている。
- 昔は壁に囲まれた庭園のように、AOLなどがインターネットをコントロールしようとしていた。
- インターネットは分散されているが、標準に基づいている。
- order & chaos
- バランスをとることが大事。
- open standards & open source
- role of the browser
- ブラウザは、1993年から現在までの15年の間、それほど変わっていない。
- ウェブは変わった。
- 昔は静的、単方向だった。
- looking forward
- プラットフォームの拡張が必要である。
- areas of exploration
- ユーザエクスペリエンス
- デスクトップとウェブの境界を曖昧にする。
- プラットフォームの拡張
- ユーザエクスペリエンス
- Personas Firefox
- http://labs.mozilla.com/2007/12/personas-for-firefox/
- ブラウザはユーザインターフェースのコンパイラである。
- Prism
- http://labs.mozilla.com/2007/10/prism/
- OSとウェブブラウザの境界を曖昧にする。
- ウェブサイトをデスクトップアプリケーションに変換する。
- サイトをPrismのために変更する必要はない。
- 数週間以内にアップデートする予定である。
- Firefox 3をベースにしている。
- オフラインで使える。
- What's next?
- natual language interface
- ブラウザ側で指示を判断する。
- たとえば、「犬の写真を挿入する」。
- タブを再検討する。
- ズーミング
- extending the platform
- weave
- http://labs.mozilla.com/2007/12/introducing-weave/
- 拡張をブラウザに
- バックアップとリストア
- ブックマークやIDをバックアップ/リストアする。
- 現在は複数のデバイスを使っている。
- カスタマイズや管理が大変である。
- プロファイルを持ち運ぶ。
- プロファイルはデフォルトで暗号化する。
- 友人や家族にプロファイルにアクセスさせる。
- テクノロジはFirefox特有ではない。
- user-centric(ユーザ指向)
- extensible
- プロファイルをweaveに保存する。
- 3月には次のリリースを行う。
- natual language interface
- 質疑応答
- Personasの実装方法は?
- ブラウザだけではなくウェブページのテーマが変更できる。
- PrismとGoogleガジェットの違いは何か?
- コードを書き換える必要がPrismにはない。
- Mozillaのカレンダーはどうなったのか?
- Thunderbirdに追加される。
- http://www.mozilla-japan.org/press/releases/2008/02/19/に、以下の記述がある。
- Personasの実装方法は?
Thunderbird 3 では、カレンダー機能の統合、検索機能の改良、ユーザ体験全般の向上を中心とした、大幅な改善を予定しています。
-
- weaveにとって、セキュリティが開発の障害にならないか?
- 今後解決する。
- オープンソースでみんなで考える。
- weaveにとって、セキュリティが開発の障害にならないか?
Linux/OSSの最新動向とLPICによるスキルアップとは 特定非営利活動法人エルピーアイジャパン理事 嘉村健
- Linux/OSSの最新技術動向
- LPICによるスキルアップ
- 150ヶ国で実施されている。
- 受験者数は17万人いる。
- そのうち50%以上が日本人である。
- LPI (Linux Professional Institute Certification)
- ベンダーニュートラル
- ディストリビューションに依存しない。
- 本質的な問題
- 広範囲に渡る出題
- LPIC試験開発のプロセス
- 開発プロセスもオープンである。
- 構成
- レベル1からレベル3まで
- LPIC1
- 101試験
- 102試験
- LPIC2
- システム構築
- ネットワーク構築
- LPIC3
- 大規模システム
- 303試験ではセキュリティを予定している。
- 高校生がレベル1に合格している。
- HP ASE認定試験の前提条件としてLPICレベル2が指定されている。
- http://www.lpi.or.jp/
- 富士通のLinux/OSS導入事例
世界で今一番ホットなオープンソースアプリケーションサーバ: GlassFish サン・マイクロシステムズ株式会社 寺田佳央 http://blogs.sun.com/yosshi
- 普及の様子
- GlassFish Usage Map (Beta)
- 日本ではあまり使われていない。
- ヨーロッパ全土で使われている。
- 製品紹介
- 機能
- 開発者向け
- 運用者向け
- 管理画面もヘルプも日本語化されている。
- CLI
- asadminコマンド
- JConsole
- JavaVMに付属している。
- JMX API
- 独自の管理ツールも作成できる。
- 呼び出しフロー
- 監視データをJavaDBに格納する。
- リクエストの実行時間を取得できる。
- スタックトレースを取得できる。
- ログ統計の監視
- 診断サービス
- 問題を診断するための情報を取得する。
- Update Center
- 拡張性/高可用性
- 負荷分散
- インメモリ・リプリケーション
- メモリ間でセッション情報をリプリケーションする。
- HADBよりパフォーマンスは高いが、可用性は低い。
- HADB
- PostgreSQLなどを立てるのではない。
- パフォーマンスは落ちるが、可用性は高い。
- GlassFishのサブプロジェクト
- 30くらいある。
- Grizzly
- https://grizzly.dev.java.net/
- ハイパフォーマンスサーバエンジン
- Shoal
- Woodstock
- https://woodstock.dev.java.net/
- 次世代Web UI開発
- 管理画面のUI
- jMaki
- http://jmaki.com/
- JavaScriptの知識なしでAjaxアプリケーションの開発ができる。
- https://glassfish.dev.java.net/ja
DRBDによるストレージの二重化 株式会社サードウェア 久保元治
- メールのデータ管理
- POPはダウンロードしたら終わりだから楽。
- IMAPはサーバに蓄えるので厄介である。
- DRBD (Distributed Replicated Block Device)
- すべてのディスク書き込みをセカンダリにコピーする。
- ブロックデバイスレイヤで動作する。
+-- プライマリ -----------------------------------------+ |アプリケーション - ファイルシステム - DRBD - デバイスドライバ| +---------------------------------- | -----------------+ ネットワーク +-- セカンダリ ---------------------- | ----------------+ | DRBD - デバイスドライバ| +-----------------------------------------------------+
-
- ハードディスクに対するブロック単位の書き込みを複製する。
- ext3でも何でもよい。
- ハードディスクが一番壊れやすい。
- 特徴
- DRBDによるバックアップ
- DRBD+
- 3ノードに拡張
- プライマリ
- セカンダリ
- バックアップ
- 16TByte
- WAN対応
- 岐阜女子大学に導入した。
- アクティブ - アクティブ構成 + バックアップ
- 3ノードに拡張
- http://www.drbd.org/
- http://www.drbd.jp/
- 最初に動かすときはRAIDと同じで、初期化が必要である。場合によっては数時間かかる。
NetBSDご紹介 日本NetBSDユーザーグループ 蛯原純
- SPC-101C (http://speecys.com/) のデモ
- NetBSDは、1993年に開発開始した。
- JNUGは1999年に設立された。
- BSDライセンス
- 宣伝条項
- gccがGPL v3になるので、ポーティングを躊躇している。
- 2008年のブランチ
- Development Mobile IPv6 Function
- ZFS?
- カーネルに依存している部分
- 異種に依存している部分
- デバイスに依存している部分
- アーキテクチャに依存している部分
- /usr/pkgsrc
- ソフトウェアを登録しておくと、海外から問い合わせがくる。
- 組織構成
- Core 5名(日本人ひとりを含む)
- Port Manager(移植責任者)42名
- GNATSでバグ管理している。
- クロス開発は簡単。
Javaの過去・現在・未来 日本Javaユーザ会 浅海智晴
- 日本Javaユーザ会
- http://www.java-users.jp/
- 主な活動
- Java基礎セミナー
- クロスコミュニティ
- 浅海の活動
- Javaの13年、プログラマの13年
- これからの10年
- クラウドコンピューティング
- Web Oriented Architecture
- 仮想化
- VMWare
- OSGi
- Google Gears
- Amazon EC2
- Apache Hadoop
- 販売代理店から購買代理店へ
- 技術指向からソリューション指向へ
- 要素技術の方向性
- Webがプラットフォームになる。
- モデル駆動開発
- IDE
- メタ・プログラミング
- 振る舞いの記述方式
- Javaは手続きで記述
- 言語とプラットフォームの分離
- クラウドコンピューティング
- Javaの未来を考える
所感
身体がふたつ欲しいです。